WiMAXは海外では利用できない?海外でネットを確保する方法
WiMAXは以前から日本国内専用のサービスになっています。 そのため海外では利用することができません。
ですからWiMAX+5G端末をそのまま海外にもっていっても利用することはできません。
目次
WiMAXはなぜ海外で利用できないのか?
携帯電話は電波を受信しないと利用できません。WiMAX+5Gも同じように電波を受信しないことには利用できません。
日本国内では au5G、au4GLTE、WiMAX2+の3つの回線を利用できるために、街中で利用していて圏外になることも無くなりました。
しかし、WiMAX+5Gの端末を海外に持ち運んでも利用することはできません。なぜなら電波を受信できないからです。
電波を受信できない理由は、国際ローミングに対応していないからです。 国際ローミングは国内の携帯事業者と海外 の携帯事業者がお互いに通信できるように提携する契約のことで、この契約がされていれば手持ちの携帯でも海外で利用できます。
auも国際ローミングサービスプランの「海外で使う | 海外・国際サービス | au」を提供しているのですが、利用できるのは「au、UQモバイル、povo1.0」の契約者のみ。
そのため、WiMAX+5Gは海外では利用できません。
WorldWiMAXもすでに終了
かなり古い話になりますが、2010年代は韓国とアメリカでWiMAXが利用できるWorld WiMAXというサービスがありました。
WiMAXの契約者がアメリカと韓国のWiMAX事業者の電波を安く利用できるサービスでしたが、こちらもすでに終了しています。
参照:米国におけるWorld WiMAXサービスの終了について |
海外でインターネットに接続する3つの方法
海外でインターネットに接続する方法は以下の3つがあります。
- キャリアの国際ローミングを利用する
- プリペイドタイプのSIMカードを契約する
- ポケット型Wi-Fiタイプをレンタルする
キャリアの国際ローミングを利用する
ドコモ、au、ソフトバンクで携帯契約をしているなら国際ローミングが利用できます。 「国際ローミングサービス」に申し込みをして「設定を変更」するだけで利用できるのでこれが最も手軽な方法になります。
対応地域も広いので使い勝手は一番いいです。
プリペイドタイプのSIMカードを契約する
もし、現在お使いのスマートフォンがSIMロックがかかっていない「SIMフリースマートフォン」である場合、海外でプリペイドSIMカードを購入し、それを差し替えて使う方法が有効です。
プリペイドSIMカードの購入方法や場所、プラン内容は、訪れる国や地域によって異なります。空港の到着ロビーで購入できる場合もありますので、事前に調べてみると意外と簡単に入手できることもあります。
また事前に国内で購入することも可能です。
一部の窓口では、スタッフがSIMカードの差し替えや初期設定(APN情報の登録・設定)を手伝ってくれる場合もあります。
プリペイドSIMカードを購入するために海外に渡航する場合、事前に以下の2つを確認しておくことが重要です。まず、「使っているスマホがSIMフリーモデルであること」、そして「使っているスマホが対応している周波数帯」です。
ただし、一部の窓口では現金のみの支払い(ク レジットカードは使用不可)や、早朝や深夜に窓口が営業していない場合もありますので、それに備えて事前に外貨を両替して手元に準備したり、プリペイドSIMカードがすぐに入手できなかった場合に備えて余裕を持った旅程の計画を立てることがおすすめです。
海外対応のレンタルモバイルルーターを借りる
SIMカードではなくモバイルルーターをレンタルする方法もあります。 こちらも事前に国内でレンタルしているので国内で受取をすませてから旅行にいくのがいいでしょう。
受取を空港にしたりもできるので日程とレンタル期間を調整するとコスパがいいかもしれません。 モバイルルータータイプなので1台レンタルすれば複数人で接続できます。
ただバラバラで行動したいときなどは不便になりますから、その点の気をつけましょう。
まとめ
海外旅行でWiMAX+5Gのサービスは利用できません。 そのため代替手段として
- キャリアの国際ローミングを利用する
- プリペイドタイプのSIMカードを契約する
- ポケット型Wi-Fiタイプをレンタルする
この3つの方法から最適な方法を選びましょう。 手間とコスパと現地での使い方で選ぶのがいいですよ!
山田 隆
監訳者の解説をここにつらつらと